彼が奏でる音の風

作者千里

私が聞いたその“音”はとても悲しげな音だった。毒舌悪戯好きの美羅乃とそのクラスメイトの宏彰のお話。







私の中に舞い込んで来たその“音”は


悲しみに満ちていた