僕達の花

作者夏那

いつからか。


彼が何かを背負って

歩いていた。


‘何か’が

僕には分からなかった。

ただ、

それが彼にとって

よくないものだ、

ということには

気づいていた…

鳴は言った。

『花が枯れるのを待っているのよ。』

と。


待ち続けることが

彼にとって

負担なのだろうか?


その花とかなんのことなのか?


なぁ砂依。