「俺と契約するか―?」16歳の夏、少女は双子の片割れと共に獣達の王者と出会う。『疾風』と呼ばれるチームと、彼等の掲げる象徴となる一人の少女の物語。
「戦う先にいる女はお前が良い。 俺と契約するか―」
命をやる、と告げたのは獣の王者。
閉じた世界に生きる私が契約を交わした相手は
獣達を率いる唯一人の男だった。
『疾風』という名のチームと、
彼等の掲げる唯一の象徴となる『女神』の物語。
大切なものは共に生きて共に無くなる双子の片割れだけ。
そんな世界に獣が踏み入り私達を変えていく―。