涼音

誰かを想うこと
どこにでもいる、ごく普通のカップル・スミレと大和。それが、大和の親の都合で遠距離恋愛をすることになってしまいます。

まだ17歳の彼らには2人だけで生きていくことはできず、本当は離れたくないのに気丈に振る舞う姿がとても切なかったです。

大和のいない毎日を、ひたすら大和を信じて歩くスミレに胸が押し潰されそうでした。
連絡が途絶えてしまったときは、本当に悲しくて、どうなってしまうのかと夢中でページを捲りました。

でも、お互い強く相手を想っていた2人は再会することができた。その瞬間は本当に嬉しかったです。

誰かを想い続けることって、本当に素晴らしいことなんだと思いました。
きっと2人はどんな困難も乗り越えていくんだろう。そう思いました。
希望に満ちた結末が、本当に綺麗でした。