飴降る空

作者柚癒

「結婚って理想だよね~」

「ぅんッ!梨菓は誰と結婚したい?」

「ん~、、、やっぱり・・○○君かなあ」

「ぅっわっ!まぢで!?ラブラブだねー♪」

「そんなことないよ~。雛は?」

「えー、絶対秘密~!」

「なんでっ!?親友ぢゃんっ!教えてよー」


な-んて、毎日たわいもない空想の会話をして、

そして何事もなかったかのようにして、

でもちょっと心の中でワクワクして・・

結婚なんて程遠いものだと思ってた。

中学2年生のアタシ達には

゛運命゛

なんてまだまだ無縁だと思ってた・・

だけどね、出会っちゃったんだ。

運命の人に・・


「ねえ、梨菓はどんな結婚式がしたい?」

「普通にウエディングドレスきて、ラブラブに」

「アタシはね・・・」