キシル

音楽好き
バンドに憧れたことのある人はいると思う。

ギター、ベース、ドラム、ボーカル。

目指したことのある人もいるんじゃないのかな?

この小説は、そんなバンドのことをリアルに感じられる。

バンド仲間とのやりとり、打ち上げ、ライブの躍動感、歌詞、タイトルの意味……そして空。

音楽のような小説だ。

リズムを変え、色を変え、すらすらと目に入ってくる。

言葉の運び方自体が、楽譜のようだ。

登場人物たちの個性もよく出来ている。

是非、続編や、その後も読んでみたい。