作品コメント
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- 諏訪部 碧
酷く切なくて、酷く美しい物語。
軽いノリで始まる、テンションの高いバンド物語。
そう思って読んでみれば、実際はそれだけではない。
物語に隠された真実、カズキの想い。
ラストでそれらが一気に押し寄せてくる。
「…例え、俺が居なくなったとしても
sugar cubeはsugar cubeだ。いつも通りやれば良い。」
(本文より引用)
私は生まれて初めて見た空なんて思い出せない。
だけど、いつか、思い出せたら良いと思う。 - キシル
音楽好き
バンドに憧れたことのある人はいると思う。
ギター、ベース、ドラム、ボーカル。
目指したことのある人もいるんじゃないのかな?
この小説は、そんなバンドのことをリアルに感じられる。
バンド仲間とのやりとり、打ち上げ、ライブの躍動感、歌詞、タイトルの意味……そして空。
音楽のような小説だ。
リズムを変え、色を変え、すらすらと目に入ってくる。
言葉の運び方自体が、楽譜のようだ。
登場人物たちの個性もよく出来ている。
是非、続編や、その後も読んでみたい。