諏訪部 碧

酷く切なくて、酷く美しい物語。
軽いノリで始まる、テンションの高いバンド物語。
そう思って読んでみれば、実際はそれだけではない。

物語に隠された真実、カズキの想い。
ラストでそれらが一気に押し寄せてくる。



「…例え、俺が居なくなったとしても
sugar cubeはsugar cubeだ。いつも通りやれば良い。」
(本文より引用)


私は生まれて初めて見た空なんて思い出せない。
だけど、いつか、思い出せたら良いと思う。