One Summer Love

作者萌香

野球部で知り合った百愛と裕真。大切な物を求めて、傷つけあいながら前へひたむきに進んでいく。





長い恋愛は


艶っぽくて


優しい。



でも


なんだか輝きが衰えている気がする。





一瞬の恋は


甘酸っぱくて


いつも絶えずキラキラして…


どうしても魅力的に見えてしまう。





だからあたしは儚い一瞬の恋を選んだ。



その時のあたしには


未来なんて考えもしてなかった――…






「自業自得だろう?」


「そんなのってあんまりだよ…。」




「今更優しくなんかしないでよ。」


「だって…好きなんだ。」




君はいつだって予測不可能。