時雨きなこ

必要なものは・・・
タイトルだけでは、どんな話か想像つきませんでしたが

読んでみると・・・

これまた

このタイトルがすごくしっくりきます。


主人公が動物園で
一人、正解の無い答えを動物を眺めながら考え、本当の自分の気持ちに気づく。

”あたし”の求めるものは、彼ではなく彼女。

そうなる過程が、最高に興味深く

最後の風船の使い方に

「そぅ来たか。」と感心しきり。


大人な雰囲気の素敵な作品です。


その人にとって、本当に必要なものは
その人にしかわからない。