みふう

切ないけど、前向き。
非常に読みやすく、スッと入ってくる文章で、作品全体からセンスを感じる。

兄と妹、それぞれの想いが痛い。

事情があり、離れ離れになった二人が再会し、心を寄せ合いながらも、再び別れる。

それは悲しく切ないけれど、どこか暖かい。

全て受け入れ、完全に前を向けた時。

本当の兄と妹として、笑い合える日がくればいいなと願わずにはいられない。