指から蒼い液体を流す少年の物語。その液体は、甘美な味。その液体を口にすると、一分間に一回ずつ鼓動が削られていく。
人は、何処か違う才能を持っている人を嫌います。
僕は、他の人と 違うから疎まれるのかな。
避けて、恐れてるくせに、怖いから今日も僕の顔色を伺う。
人は、自分と似ている人を嫌う。
同族嫌悪。
だから、僕はあの人の事が嫌いなのかな。
あの人しか頼る人なんていないのに。
人間の鼓動は一分間に約70回。
その鼓動の数が減っていったら、貴方はどうしますか?
僕はそんな貴方を見てるしか出来ない。