この夏、沖縄の地で鮮やかな夢が僕を待つ。
あの夏の蜃気楼は、未だに胸を時折、
もどかしい程締めつける。
あの熱気
あの潮風
あの海の碧
あの 檸檬。
苦しいのに何故だろう、
あのときの檸檬の透き通る香りを、
僕は忘れられないで居る。