森川 光侑
僕と君が繋ぐ先は、
ページ数が少ないにも関わらず、しっかりとした洗練された文章で、読み応えたっぷりのものでした。
父の自殺から始まるという冒頭のシーンは衝撃的で、一気に物語の中に引き込まれます。
主人公がアルバイトをしている時は読んでいてとてもゆったりとした穏やかな雰囲気を感じられました。
そして眠る時に手錠を繋いでおかないと不安な彼女。
彼女との馴れ初めも不思議な、でも優しいものであり、手錠の理由がすごく気になります。
携帯小説は文学では無いという批判がされる中、この作品は文学、小説として十分確立するものでしょう。
★五つを差し上げたいところですが、まだ始まったばかり、未完ということで期待を込めて★四つとさせて頂きます。
これからも執筆活動の方頑張ってください。