手錠で繋がっていないと眠れない少女。心を閉ざした少年。二人が抱いた凍えそうな心。やがて二人が寄り添い始めた時、物語は、衝撃のラストを迎える。
心が引き裂かれそうなとき。
涙が視界をふさいだとき。
胸の中が幸福で満たされているとき。
いつだって、僕の手の先には、君の手があった。
いつだって、君の手の先には、僕の手があった。
それは、これからも、ずっと続いていく。
そう信じていた。
そのはずだった……。