何の変哲も無い街。何の変哲も無い世界。何の変哲も無い…あたし。そこから救って欲しくて、助けて欲しくて…あの場所を目指した。
ただ、なんとなくだった。
屋上へ行ったのは。
何の取り柄も無くて
これと言った生きがいも無くて
つまらない毎日。
だからあたしはこのどうしようも無い世界から、
抜け出そうと思った…。