こういち
奇抜
刀と銃という異色の組み合わせにも関わらず、ストーリ内でのドッグの行動に矛盾を孕ませない巧みな文章構成。
これは特筆に価するものだと考える。
また、その奇抜さからにじみ出る躍動感は、読む者の想像力を否応無しに掻き立てること間違いない。
シナリオの構成力、情景描写などのレベルに比べて、やや文章力が追いついていない感があるが、これは作者の作品に対する豊かすぎる情景認識が招いたものであり、平凡な想像力しか持たない僕にとっては良い方向に倒れているとしか言いようがない。
間違いなく優れた作品といえるだろうと思う。