この声を存在を必要だと言ってくれるのはお前だけだったのに・・・

ただ、泣きたくなるような



そんな感覚に陥る。



君は一体何だって言うんだ


どうして、


こんなに酷く酷く 僕等は似ているんだ?



ただ 必要だと 愛されたいと

この声が 俺という存在が、

必要だと



君だけだったのに・・・・・・・・・



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 川嶌恵佑は大学一年になり、数ヶ月を迎える。

無口・無関心 誰も関わるな。

ただそれだけを願っていた。そんな時

「あなたが好きです」

初めて出会ったはずの中島あおいの、第一声だった。