花道はなこ

17才の自分と共に
結婚式を間近に控えた真琴は度々過去を思い出す。

17才の頃の自分。

過去に蓋をしたまま無理矢理前に進もうとする真琴の後押しをしてくれる友人や恋人。

10年間、開けることを避け続けた蓋を開くと

そこにあったのは溢れるような真琴への愛。

過去を忘れるのではなく、過去を抱き締めて未来へ進む真琴は美しい。

丁寧な文章で、情景が手に取るようにわかり読みやすかったです。

真琴さん、お幸せに。