日常のすさまじきものを描いた短編どころか一言集です。すさまじきもの=興ざめなもの、白ける、テンション下がる。だそうで。

平安時代の中期は、もっとも平安時代で華やかな時代だったと言われています。

そして有名な女流作家の源氏物語で有名な紫式部・枕草子で有名な清少納言もこの時代を生きた人です。


さて、すさまじきものとは面白くない、興ざめだ、物寂しい、殺風景だ、などの意味があります。


もっと現代風に言うとしらける、テンション下がるわ~、といったところでしょうか?


勉強として読むのではなく、文学として読むと非常に面白い作品だと思います。

作者の日常がさっぱりと書かれていて、作者の着目点がなかなか鋭いのです。


そこで、わたしも日常のすさまじきものを少し真似して書いてみようかな、と思いました。


共感できるところや意外な発見を見つけられる人が少しでもいれば幸いです。