僕の名前は、沁〔しん〕 僕は、恋をしている。 そう、実の―・・・・・ 妹に。
なあ、神様。
なんで僕たち双子を、わざわざ
「男」と「女」に分けたのですか?
せめて僕が「女」だったら。
優雨が「男」だったら。
互いに惹かれあう性別じゃなかったら。
きっと、この恋が始まることは
なかったのに。
こんな、想いに振り回されることも
僕はーーー・・・・
穢れている。