鏡には蝶々が映る

作者ゆん

大きな瞳


幼い顔立ち


白い肌


夕陽のような暖かく透き通るようなオレンジ色の髪


何もかもが同じ。


心さえ自分のもののように思えてしまえる程に、あたし達は一緒だった。


逆に、お互い分からない事を探す方が難しいとさえ思ってた。


なのに、なんでだろうね。

今は、あなたの事が分からないよ。




分かっていた。

最初から結ばれない運命にあると。

でも、俺等は愛さずにはいられなかった。


まさか、愛し合う事になるとは思わないだろ?


俺等は


双子なんだから―…