一年ぶりに会う季節
きみに出会った頃の色
紫陽花電車に揺られて
懐かしく思い出すんだ
一年前は
鮮明に見えてたのに
雨のせいかな
随分滲んで見えるよ
宵の浜辺で
佇んで君が呟いた
永遠だった筈の言葉
海が浚っていってしまった
紫陽花電車で
そっと繋いだ手は戻らない
もう君は
いないないない
嗚呼 君とふたりで
歩いた記憶残る胸の中
涙の雫で
イタイタイタイ
さよなら
ずっと ずっと ずっと…