炭酸少年 * 症候群

作者乙霧

君はサイダー水。 シュワシュワとはじける君の刺激に私は、恋に落ちた。 シュワシュワと命を燃やしながらあ、あの時誰よりも輝いていた君に、もう一度会いたい──…



俺はきっとサイ


しゅわしゅわしゅわしゅわ




二酸化炭素を吐き出して




とどまる事なく


を燃やす。





サイダーの寿命は短いけれど



少しでも長く



君のそば



しゅわしゅわしゅわしゅわ




はじけたい









二酸化炭素という名の




俺に注いでくれないか





そうして俺は生き延びる