響く鈴の音を追って-ヒビクスズノネヲオッテ-

作者美緒

「俺、お前のこと好きかもしんねぇ…」

「ありがとう。私はあなたの事大っ嫌い」

何もかもが完璧な少女の
1つの恋の物語

初めて会ったアイツは


『白い髪と青い眼』で


泣いていた




『…良かった。まだそこにいてくれて』








初めて会ったアイツは


『黒い髪と赤い眼』で


笑っていた




『何?俺に助けてもらえたのが泣けるほど嬉しかった?』











『私…強いよ?』




『知ってる』





最悪の出会いから始まった

才色兼備な白 と 傲慢で俺様な黒




これは

現実的で非現実的な1つの恋の物語