教室に入ってきたのは、眼を背けたい程の包帯で怪我を負っている。けど、誰もが眼を背けなかった。その片目だけ見える赤とオレンジが解け合った様な綺麗で真っ直ぐな眼差しを
どこの誰かもわからない。
男か女かもわからない。
性格も定まらない。
記憶も曖昧。
好奇心が勝ってしまう人間の本能というものが駆りたてる。
いったい誰なのか。
どんな奴なのか。
素性の知れないやつ。
この作品には流血シーンが含まれます。苦手な方はお控えください。
また、未成年の飲酒、喫煙等が出てきますが、犯罪をお勧めしている小説ではございません。
start 2010/ 12 /24~