紅いティア・ドロップ

作者榊 ユウ

性的虐待を受けて、人生に絶望するアヤ。自殺しようとした彼女の目に飛び込んだのはもう一人の自殺者、ハル。二人の破滅のウタが流れ始める

父子家庭で育ったアヤ。

アヤは実の父親から性的虐待を

十歳の頃から受けていた。

そして、自分が生きるために身体を売る。

「あたしはどうしてここにいるんだろう」

疑問が深まり、アヤは屋上に立つ。

そこにはもう一人の自殺志願者。

「君も死にたいの?」

自殺志願者・ハルとの出会いから

『ティア・ドロップ』は始まる……。