"龍" "薇"


この名を知らない者など


いないだろう。




背中に大きく華麗に舞う


金色の龍を背負う男。



そして、肩に豪快に咲かされた


真っ赤で情熱的な


バラを背負う女。




「薔薇に惚れた。

お前、俺の女になれ。」




「俺は、薔薇に惚れたんだ。

勘違いすんな。」