青空に囁けば

作者Ao

あたしは道具。


人を殺すただの ど う ぐ 。


そう、しゃべりもしないただの…。






冷たいあの暗闇から救ってくれた


あの日からあたしの運命は


決まっていたのかもしれない。


   「 マイ 」


生まれて初めてもらったプレゼントは


「マイ」という"名"だった。



あなたに出会ってよかった。


あなたに愛されてよかった。


伝えたい。でも伝えられない。


だからあたしは今でも

この青空に囁いてるよ。

あなたに聞こえてることを信じて。




※自傷と少しグロデスク入ります。

苦手な方は注意してください。