―――新しい制服に身を包み、私、鈴川彩野俺、塩川史也は新しい世界への第一歩を踏み出した桜並木の下二人はコイニオチル。
「好きなんだ」
「ごめんなさい」
―――あの時自分の気持ちに素直になっていれば、こんな辛い思いしなかった?
あの時自分の気持ちに素直になってれば私は君の隣にいたのかな?
「・・・史也」
君の名前を呼んでも君は私に振り向いてはくれなくて・・・
私は今日も涙を流す