ある日、どこが送信元分からないアドレスからアプリケーションの紹介が届く。


紹介は世界中に渡り、ニュースにまで取り上げられるほどの大事になった。


アプリケーションはダウンロードすると、画面上に人体の一部、ゲームで使いそうなアイテム、武器のいずれかが表示され、再びダウンロード画面へと切り替わる。


榊原昇は、アプリケーションをダウンロードした後に、体に変化が現れたことに気がつかず、回りの人間の能力を羨んだ。


そしてある日、昇は力の存在に気がつく。


力の正体は、単純かつ絶対的な力だった――。