ヒロトと綾香の果敢なく切ない恋の記憶…
―1995年―
高校最後の夏休みも終わった頃
皆川ヒロトは、友人の見舞いに行った病院で一人の少女に出会った。
ヒロトは彼女の澄んだ瞳に惹かれていった。
彼女の笑顔の奥で寂しく輝く瞳は
瑠璃色ではなく
海色だった……
ブルーインパルスが上空を舞う風景の下
綾香とヒロトの切ない記憶……
彗星の流れる夜空を一人見上げたヒロトは
いったい何を思うのか……