蛍の灯と蝶の奇跡

作者龍蘭

私はなんのために産てきたのだろう。





こんなに苦しい思いをするのであれば産まれてきたくなかった。




弱い自分を隠すのに必死で、たった一言の



「助けて」



を何度、心の中でさけんできたんだろう。