ひまわり

作者はく

余命1年

17歳の夏



僕らは生きました。
必死に生きて、
愛し続けました。





「約束守れなくて、ごめんな。」




『生きますよ。そらは生きるの。

そらが…っそらが!死ぬわけないじゃないですか!』





「なつみ、聞こえる?


……愛してるよ。」





『そら、あたしはずっと

そらの彼女やから。

ずっとそらのそばにいるから。』




「なつみが俺のすべてなんだ。

俺はなつみの笑顔がみたい。」






なつみ。笑って。

君は強い。強い。

だから大丈夫。

俺がずっと見守ってる。




「そら、生きて。

あたしが幸せにしてあげる。」






ただ、君の笑顔が見たかったんだ。






俺が、精一杯生きた

証をここに残すよ。