“ある日”から記憶をなくした少女とその少女のコトを知っていると言うただ一人の少年の不思議であり静かな物語。
リセット。
何かを伝えたいワケぢゃない。
思いついたまま、
“作りかけ”の小説を書いた。
『オレのコト、
わからないのか?
翔太だよ。』
自称彼氏と名乗る怪しい男。
―翔太。
『あなたの記憶、変えますか?』
天から声が聞こえた。
…これが神なのだろう。