絶対に苦労する。
初めから分かっていた恋だから。
それでも放したくなかったから、
手放すことなんて出来ないから。
この先、何があっても守ろうと。
何があっても待っていようと。
心に決めた、16歳の夏。
まだまだ幼くて、
世間の冷たさなんて
知らなかったあの頃の私。
幸せな恋なんて、
出来るはずがなかったのに…
紫煙に霞んだその先を
掴もうともがくけど、
『煙草の煙』は色だけ残して
跡形もなく消えた…。
この作品は実話を元にして作ったフィクションです。
作中に未成年の飲酒、喫煙シーンがありますが、法律で禁止されています。
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