愛なんて知らない

作者夏川希未

初恋が先生だった。私の世界は一気に変わっていった。

高校2年の3学期

私は恋をした



「自分なんて、

生まれてこなければよかった」

そんなことばかり考えていた。

「学校なんて面倒だ」

毎日が憂鬱だった。

「勉強なんて楽しくない」

授業はいつも暇だった。


そんなダメな私は

このままダメな人生を歩む

そう思っていた。


先生を、好きになるまでは。