未来への狂詩曲

作者ゆえ

すべてを失った私が手に入れたものは、大切な絆でした

『お母さん、ショパン弾けたぁ!』


楽しかった日々。



「残念ですが…」


失われた家族と夢。



「マネージャーをやってくれないか?」


出来た仲間。



「貴女のピアノを聴かせて下さい?」


私を知る人物。



「君に何が分かる!」


壊れていく関係。



「俺が貴女の代わりに弾き続けます」


大切な存在。





私は、ただ弾きたかっただけ───