幸せの意味

作者ナナ

不器用な2人の物語です。

「結依ッッ!!何しとんの!いい加減にしなよ。みんなにどんだけ迷惑かけとると思っとんのや。甘ったれとんな」


うちは、毎晩家を抜け出したまり場に行く。別に来てもとくにする事はないけどここにおる時だけは何も文句を言われなくてすむ。

今日は親友やった奈津が探しにきてなんかガミガミ説教してくる・・。正直ウザかった。


「別にええやん。人の事にずけずけと首つっこまんといてくれる?もぉ友達でも何でもないんやし。」


奈津はうちの言葉にカッときたのか顔を真っ赤にして


「結依の事みそこなったわ。さようなら」


うちは、中2の夏友達をなくした。