左手のサンタクロース。

作者らいあ

高校1年の春、出会った5人の暗い過去を次々と照らしてあげたコダマ。けど、そんなコダマに難病が発覚して・・・
タクとコダマの純愛にも注目!


あなたは死をどれほど近くに感じていますか?


もしも明日、自分の命の期限を伝えられたら・・・。



もしも明日、自分を救ってくれた大切な人が苦しむことになるとしたら・・・。



そんな遠くはない日常を考えることはどれほどありますか?



人は「死」を意識したとき、大切な人がいる限り、人の温かさを知る限り、帰る場所がある限り、漠然とした恐怖を感じるのではないでしょうか。





ギリギリの状態で支え合っていた5人の男子生徒とひとりで耐え続けてきたコダマとの運命が動き出す------------------