ひつじの数えかた

作者縞田 樹




「夜にね、どうしても眠れないの。


寝ようと思うんだよ。目をつむって、明日を想って、でも、だめなの。」



彼女は、いつも授業中に寝ている。

しかも、熟睡。


僕の隣で、彼女は眠る。