冬の風が時々吹く、秋の季節。

そんな季節の、淡く切ない青春の恋。


夏の暑さが残る秋のころ。


君と、君の彼女の姿をいつも見てた。


「あの二人はきっとずっと一緒にいるよね。」

「あの二人を一番応援してる。」

「ほんとずっとラブラブの二人でいてほしいな。」

君と君の彼女を見て、そう言ったのは、あたし。


だけど、あんなのうそだった...。

今から思うとあんな言葉、全部嘘だった。


思わない。思えるわけないよ。


きっと、ずっとずっと前からあたしは

君の隣にいるのが、

あの子じゃなくて、あたしだったらいいのにって、

そう思って見てた。