~禁忌の愛~ 読む

作者麗夜

ねぇ、私たちの出会いを覚えてる?


離れ離れになった私たちが初めて出会ったのは、本当に偶然だった。



でもね、私は偶然なんて信じないの。



私たちの兄弟としての血が、二人を引き合わせたの。



だからね、私は貴方と兄弟で本当によかった、て思えるの。


例え貴方と私のせいで、悲しむ人や哀れむ人、軽蔑する人が出てきても。一般モラルや道徳。そして神―。


そんなものはもうどうでもいいの。



誰に罵倒されようが構わない。神に見捨てられても後悔しない。



貴方が傍にいてくれるなら私はすべてを捨てるわ。



貴方が生まれた瞬間、きっと私たちはこうなる運命だったの