あなたがいないと
世界中がうす水色の霧につつまれていく
息を吸いたい
眼を開きたい
まだ本当の冬を知らない猫柳のような
触れると壊れてしまいそうな
アイヴォリーのニットに
もう一度、触れたい。
たとえそれが
私の夢の中だとしても。