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甘い牙、キミのクチビル
作者
神原大雅
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金色の月が浮かぶ夜。
わたしの目の前に現れたのは彼だった。
そして彼はわたしを片翼と呼んだ。
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1
金色の月を背中に、目の前に現れたのは悪魔のような、冷たい笑顔のきれいな彼だった。