運命なんか

     信じない





   つもりだったのに




  信じるしかないほどに


  どうして神様は僕らを


   いとも赤い糸は


   まだ切れてないよ、


    というように


  惹かれ合わすのだろう






   でも僕らの間には


  そもそも赤い糸なんか


    なかったんだ





 僕ら2人、別々の道を歩んで


   正解だったんだ






    きっとそれが



   本当の運命だから







    僕らはあの夏、


    大切なものを

    たくさん失った