「アサミ、お前は俺の最愛のパートナーであり、最良の友であり、最大のライバルだ。
俺たちはこれからも、常にこの激動の時代を駆け抜けることになる。
お前の才能・信念・意志、全ての精神を俺は愛している。
だからお前は好きなことを全力で、好きなだけ自由にすればいい。
もちろんその分だけの制約が俺たちには死ぬまでついて回るだろう。
でもこれだけは忘れないでくれ。
俺は何時如何なる時も、お前の越えるべき目標としてお前の側に居続けるし、
お前にもそうであって欲しいと望んでる。遠く離れても精神は一つだ。」
婚姻届けを提出した日の晩、マコトが私に誓った。
私のアメリカ留学を目前に控えた、23歳の夏だった。