涼音
春という季節
春は出会いと別れの季節、なんて言われていますが、この作品はそんな「春」が丁寧に描かれていました。
時を共に過ごした学舎、友達との別れは本当に悲しくて、寂しくて。
波瑠ちゃんと美月ちゃんに当時の自分を重ね、すごく切ない気持ちになりました。
でも、美月ちゃんは別の土地での生活が、波瑠ちゃんには樹くんとの生活が待っていて、新しい生活への期待感も同時に思い出しました。
きっと2人はこれからもずっと親友ですよね。
9ページという短編ですが、いろいろなことを感じさせてくれる素敵な作品でした。