あの時、確かに私たちの時間はあった。「俺が好きなのは那津だ」確かにあの人はそう言った。じゃあ、私は....?私も、確かにあなたの中で[那津]だった。

 



  今考えたら私達の恋は嘘だらけだったね。





     私があなたについた「嘘」



     あなたが私についた「嘘」   




     周りの人が告げた、「真実」




  それでも私たちは「真実」を隠すために




       「嘘」をつく。





  ―「嘘」が「嘘」を呼び、「嘘」をつくる―





       その通りだと思う。




   あの頃の私たちはまさにそうだった




 それでも、「嘘」のなかには「真実」もある。







 ......今の私たちはそうだから。








さおり★様/白夜 蓮/美々様/紗柚*様

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