爽達による甘酸っぱい青春の煌めきが詰まったストーリー。恋風を感じた季節のお話です。
『夏の終わりを告げる潮の香りがする爽やかで涼しい風が、今日も綺羅(キラ)市を吹き抜けていた―。』
“恋風”は広辞苑によると「恋心の切なさを、風が身にしみわたるのにたとえていう語」だそうです。爽の気持ちにぴったりだったのでタイトルにしました。